ほんの少し夏が香った今週ですが、
暑くなってくるとどうもモルトをストレートで飲む気になれません。
どちらかというと木の香りが強いバーボンでさっぱりとハイボールという趣でしょうか。
書いてたら飲みたくなってきましたね。。。
というわけで乾杯
バーボンとか言っておいて結局スコッチというね
でもまあグレンバーギーという蒸留所も地味ですよねぇ
マニアな方でもバーギー?・・・バーギーか・・・という反応でしょう。
そんなバーギー君もバランタインの構成原酒ということでたまに光が当たりますが、
軽やかな酒質と相まって個性が埋まりがち。。。
※珍しく光がさした例(それでもなお地味、そして地味に高い・・)
これでも直近で、最もバーギーが世間の会話に上がったボトルかなと笑
話題の上がり方も地味・・・
何かと地味な彼(彼女?)ですが、味わいの方は光るものがあると感じています。
例えば今口にしているこの人なんかも、柑橘(グレープフルーツ系)の爽やかさに、淡く白桃、
軽快にして鮮やか、色で例えるなら「パステルカラー」のように気持ちを明るくしてくれる一本です!
同じビンテージでShinanoya向けの物やThe Whisky Hoop向けのものが高い評価を得ており、これから期待が持てる蒸溜所の一つではないかと思います。
そんなこんなで今週のNew inを見ていきましょうか!
まずはこちら!
我らがShinanoya(信濃屋)より秩父!
まずは私から一言。
もう全部バーに卸そう??!!!怒怒泣
え?争奪戦に負けるのが悪いって?
あんなん勝てるか!!!!!ばか!!
とまあ冗談は置いといて、こういうのは個人が抱えても誰も喜ばないんだからさ
みんな仲良くバーで飲もうよ!
だって、10年で30,000円だよ?絶対にThe whisky Hoopのドロナック買った方が幸せになれるよ!
ということで、味わいの予想がつく秩父の紹介でした。
秩父を悪く言っているわけではないので、チクチク言葉はやめてね
お次は、我らが(????)モルトヤマのPBから
エドラダワー 2009 10年 シグナトリーヴィンテージ
これ買った人、大正解だと思います。
何を隠そう、私も2本ほどお迎えしました。
シグナトリーから度々放出される弩シェリーのエドラダワーは密かに大きな(どっちだ)定評がありまして、かくいう私も先祖代々のファンであります。
モルトヤマさんとしても過去に同系統のボトルを「店主の太鼓腹」、
いや「太鼓判」と評価していたことからもその味わいに期待が持てるというものです。
(腹がパンチョンの太鼓腹。。。)
かなーり濃厚なシェリーモルトであり、加水のボトルも多いのですが、
どこかのPBとしてボトリングされる際にカスクストレングスで見かけることが多いように思います。
このボトルについては度数も比較的低めに落ち着いており、
味わいのまとまりやが非常に期待できるかなと。
以前はパフュームが懸念されていた蒸溜所でありますが、
現行のOB(オフィシャルボトル)からも分かる通り、かなり高品質なモルトとなっています。
飲んだことない人は飲んでね。美味しいから。
この蒸溜所の特徴と言えば?で、”ミルキー”というのは概ね一致する意見かと思いますが、
ここにシェリーが絡むとまるでミルクキャラメルやミルクチョコレートのような滑らかで上質な甘さとなり、それはもう・・・(語彙力の限界)
このボトルはもう完売ということですが、こういうのまだ残ってますよ(小声)
赤いベリー感を弱めたグレンファークラスみたいなもんなので(暴論)、お好きな方は是非!
そしてお次からは、未だ市場に在庫が残っている穴場から3本!
まずはこれ!
シークレット・ハイランド 1987 31年
ネクター&ウイスキーエージェンシー
シェリー・ホグスヘッド
50.1%vol.
ずばり、グレンモー○レンジ(らしい)
全然Newじゃないんだけど、昨日見つけたからNew・・・いいね?
これなんで売れ残ってるんだろうか。値段かな?
私もバーで飲んだだけですけど、めっちゃ旨い(確信)
スペック買いでも後悔しないであろうスペック
文句ない綺麗なシェリーモルト
ネクター&エージェンシーのダブルネーム
そこの君、買おう(ダイレクトマーケティング)
金があれば絶対買って損はない!
もし気に入らなかったら私に贈与してくれ!
さて、お次はArranのOBから18年!
これね、美味しいんですよね(語彙力)(2度目)
Arranの稼働年(1995年)は私も縁のある年ですので贔屓にしている事はご存知でしょう。
そんなArranがラベルを一新、再出発を遂げました。
ここで、ラベルが変わると聞いて嫌な予感がする人がいると思います。
ピンときたあなた、なかなかマニアですね(上から目線)
ラベルが変わると味も変わる。そう、Bowm○reならね。
そんな暗雲の中、
このARRAN、、、
何と、、、、
味が、、、、
良くなっている・・・!!!
Arranといえばバーボン樽で、麦の素朴な味わいとフルーティーさのバランスが非常に高い蒸溜所というイメージですが、シェリーもいい!!!いいぞ!!!いいんだ!!!
シェリー樽でここまで色が濃いと原酒の個性も失われてるんだろうか、、、否!
なんとこのボトルはシェリーとバーボンのヴァッティングということもあってか、Arranを感じるんです。
Arranを感じるって何やねん!という方、ごめん私にも説明できない。。。
飲んで確かめてくれよな!!
シェリーのアランで印象深いのは目黒のマッシュタンさんから出ていたエンジェルなんたらやShinanoyaさんから出ていたシェリー何たら(記憶障害)ですが、これも加水とは思えない分厚い味わいで、マニアな人も初心者もみんな仲良く楽しめる、そういう懐の深いグッドな一本だと思います。
最後はコニャックから一本。
【ドルーエ】 オルダージュ 1993 for BAR DORAS and Whisk-e
これね、私はまだ試せていないんですが、各所でなかなか美味しいという噂を聞いている一本であります。
浅草の名店、Bar Dorasさんが選定したこのボトルはテイスティングノートを見る限り、モルト飲みにとってはかなりとっつきやすいボトルなのではないかと思います。
コメントにある『熟れたマンゴーの南国フルーツ、完熟プラム、シガーの葉や紅茶の茶葉』という言葉を見ると、訓練された方は、これだけでよだれが出るのでは?
コニャックといえば長期熟成のランシオむんむんの物が好まれますが、
Dorasさんから以前出ていたギイ・ピナール 1988 XO for BAR DORAS & SHINANOYAなんか最高でしたよね。
紅茶のフレーバーが病みつきで、私も一本すぐに飲み終えてしまいました。
こういった、若くてもその原酒の魅力で飲み手を楽しませてくれるコニャックがおそらくたくさんあるのだと思います。今回紹介したこのボトルもそういった、若い魅力があるのかなととても期待してします。
近いうちにバーで飲んでレビューでもしてみたいですね!
以上、ここのところ気になっているボトルを紹介しました。
もし、もっとこういうボトルもあるよっていうのがあれば、こっそり教えてくださいね笑
それでは、また